ワークショップ・講義
2月に入ってから急に忙しくなって、ほぼ毎日学校訪問などをしている。
今まで行ってなかったのになぜいきなり増えたのか。
新年度でKPIを早めに達成する為にこちらからアポを取りまくっているとのこと。
(恐らく学校側もポイントを稼がなければならないから利害が一致しているのだと思う。)
つまりKPIが達成されればアポを取らなくなるという。
環境教育をする側としては、やらないよりはこうやって積極的にアポを取ってKPIをこなそうとするのはいいけど、本当の子供達の理解や環境改善をするには継続的に行かないとなあと思う。
こういった形式主義っぽいのが公務員らしいと感じる。
まあそうは言ってもこの時期に多くの子供達とコミュニケーション取れることはありがたいし、実際に会うと楽しい。
ここ最近は、
・学校の食堂ののおばちゃん・おじちゃん向けにコンポストのデモ
・セカンダリースクールで講義(全校生徒600人向け)
・小学校でワークショップ(2校)
大人向けの講義だと休日関係なく入ってくる為、あまり休みの時間や見直す時間がなくなるのが微妙なところ。
ちなみに今日は2つの学校に行ったのだけれど、どちらもリサイクル授業プログラムを実施した。
毎週行くようにしているから生徒たちも覚えてくれるし、段々と距離も近くなる感じがして嬉しく思う。
何か1つでも行動が変わってくれたらいいなあ。
サッカーエージェント
任地の友人で過去にサッカーエージェントを行なっていた友人がいる。
その友人は指導のサッカークラブを紹介してくれたり、
当然一緒にサッカーをフレンドリーマッチでプレーしたりと様々な機会をくれる友達で感謝している。
(ただ少し不透明な部分があって100%信頼してはいない、、、苦笑。)
彼は現在エージェントをやめてボディーガードの仕事だけなのだが、
エージェント時代の話を聞いてみると結構面白くて記録の意味も込めて残しておきたい。
彼は元々クラブの人間に知り合いがいたかなんかで繋がりがあったそうで、
選手を探してはビデオをクラブに送り、選手とクラブを繋げてみたい。
契約などの話も全て彼を通して選手と話し、いわゆるエージェントを行なっていたと。
マレーシアではエージェントを行うのにライセンスが無くても良いらしく
(というのはグレーな部分なのだが、登録すると色々とお金を協会に払わないと行けないから結局登録せず、またチーム側もフリーエージェントを通した方が安く良い選手を得られるから個人的な繋がりで選手の紹介を頼んでいるみたい)
彼もフリーでやっていたみたい。
その彼の選手の探し方が面白くて、
なんとFacebookを使ってダイレクトメッセージを送って選手を探していたらしい。
具体的にはFacebookでマレーシアにいる有名な外国人の友達やコメント欄から
選手っぽい人を探して連絡、彼が興味があったら、プレーのビデオを送ってもらう。
そのビデオを見て上手ければクラブに紹介すると流れのようだ。
クラブは選手のレベルによるが、チケットなどを全て手配してテストを受けさせて、
テストに合格すればそのままVISAなどの手続きは全てクラブが行なってくれて、
あとはサラリーや契約金の話となる。
マレーシアではサッカーが人気のため、それなりに給料もよくて、
月10,000RMとかもらえるらしい。日本円で大体300,000円。
こっちでこの額があればまあまあ金持ちだし、生活には全く困らない。
契約金はその10倍くらいらしく、スタートがこの額だとしてもインポートプレイヤーは
もっともらえるようになっていくよう。(当然プレー次第だけれども)
現在アジアの選手だと最後のチームがディビジョン1じゃないとマレーシアには来れないらしいが(なぜかハードル高い、、、AFCの規約かなんかって言ってた)、
大学生であれば、こっちでインターンと言った形で半年とか仕事をしながら
プレーして、その間にチームが見つかれば契約ができるとのこと。
日本よりもマレーシアはサッカーレベルで言えばまだまだだけれども、
サッカー熱は高い地域が多く、国でも人気のスポーツ。
彼がエージェントをやめた理由の1つは、
特にアフリカの選手を連れて来た時に、嘘を付かれて、エージェント手数料が
全く振り込まれなくなったことがあるらしい。
それも何人もそう言ったことになって、まあ仕事も別であるし、やめた、と。
それでもやってる間に結構稼いで、家も建てたし、高級車も買えたし、OKという感じ。
未だにクラブやコーチとは繋がりがあって、電話がかかってくるみたい。
と、日本よりもビジネスを行うハードルが低いと感じた話。
小学校でのワークショップ
日時:2018年1月24日8:45-9:45
場所:Sekolah Kebangsaan Padang Pekan(小学校)
対象:小学5年生(約40人)
今日から全5回の授業プログラムを始める。その初回。
1回目の授業は試しで何回か行なったことがあるので、ある程度イメージが持てた中で行えた。
①自己紹介
②アイスブレイク
③今日のテーマ紹介
テーマ「アロースター・マレーシアの廃棄物の現状を知る」
この授業が終わった後に、
1.ゴミの行方、流れがわかる
2.マレーシアのゴミ排出量と直面している課題がわかる
以上2点を理解してもらえるように進める
④ゴミの流れについて説明(捨ててから埋立地まで)
⑤ゴミの総量についてグラフを用いて説明
⑥埋立地体験ゲーム
⑦1日に出るゴミについて説明
ペットボトルを用いて個人が排出するゴミの重さについて体感してもらう
⑧各国との比較(日本、ドイツ、アロースター)
リサイクル%と写真を見せながら比較する
⑨ミニテスト
⑩まとめ
以上の流れで実施。
この学校には何度か来ているので彼らは覚えててくれた。
自己紹介等も手短にして早速本題に入ることができた。うるさくなった時に注意を向けるように対応することもできてよかった。
反省として、(もらったアドバイスも含めて)
- 言語。事前にもっと同僚にチェックしてもらえばよかった。ホワイトボードに書いていることは伝わってはいるがより良い表現がありそう。
- 途中聞いていなくて漫画を読んでいる子がいたそう。(後から聞いた)次回からはノートを持って来てもらい書きながら授業を受けてもらうようにする。
- 男女が分かれてグループになってしまっていたので、ごちゃ混ぜにして聞いてもらう。(うるさくなりやすい為)
- テスト時間を決めて、また記入式とマーク式を混ぜて答えやすくする。
- 子供にもっと発表の機会を与える。少し喋りすぎた部分があると感じた。
来週もあるし、全5回なので、その中でどんどん改善していきたい。
やはりワークショップや講義などは場数がめちゃくちゃ大事だと思う。
やっているうちに言語も増えるし、上手くなるし、喋りや子供の反応をよくするようにすることもできるようになってくる。
後2ヶ月であるが、まだまだ学校に行けるのでありがたい。
やり続けよう。
BEACH CLEAN UP @Langkawi
ランカウイのビーチでゴミ拾いイベントの実施。
10月の環境分科会のミーティングでやることが決まって、
企画して、同僚に話して、教育局行ったり、NGOのイベントに参加して、そこのリーダーと話をしに行ったりして、JICAの許可もおりてやっと実施できることになった、というこの企画
この時期にしては珍しく、モンスーンの影響があり、任地のクダ州では最近雨が続いてたので天気だけが心配だった。
が、当日ピーカンではないけれど、晴れ時々くもりみたいなそこまで暑くないいい感じの気候になってくれて本当よかった。
日時:2018年1月13日(土)9時ー12時
場所:EWA ビーチ
人数:約150人(スタッフ、NGO、生徒、先生含む)
対象:小学6年生(50人)、セカンダリー5年生(50人)
スケジュールはこんな感じ。
8:15 |
現地到着、準備 |
9:00 |
参加者集合、参加者確認、朝食配布、ゴミ回収 |
9:30-9:40 |
自己紹介、参加団体紹介(TRASH HEROからブリーフィング) |
9:40-9:50 |
アイスブレイク(UFO) |
9:50-10:30 |
海洋問題についてのワークショップ(約40分) |
10:30-10:40 |
グループ分け、軍手、ゴミ袋配布、注意事項説明 |
10:40-11:30 |
ゴミ拾い(約50分) |
11:30-11:45 |
集めたゴミを所定の場所へ、量を量る、生徒休憩 |
11:50-12:10 |
まとめ、振り返り、質疑応答など、TRASH HEROからも、賞状渡し |
12:15 |
記念撮影 |
12:30 |
終了、片付け |
スケジュール通りには進まなかったけど、よく言えば状況に応じて臨機応変にできた。悪く言えばスケジュール通りにやる余裕がなかった。という感じ。アイスブレイクとかやらなかったし。(実際自己紹介とかワークショップ前にアイスブレイクされてて雰囲気よかったからやらなくてもOKだったとも考えられる)
ただワークショップや実際のゴミ拾いなど、生徒たちにも助けられて、楽しく実施してくれていたからよかった。
反省として、
ゴミ拾いをゲームの要素を入れてやればよかったかなーと。
1回目なので、次回以降の知見が環境分科会に溜まっていくので今後改善してよりよくしていって欲しい。(次回のイベント時にはもう帰国している、、、)
最終的に66袋ほどのゴミで約462kgのゴミを約1時間弱で集めることができた。
ランカウイとか田舎のほうでは野焼きも多く、問題に。。。
各所を調整して、バランスを取らなければならないこともあったり、
全てが自分の思い通りになったわけではないけど、一番は生徒たちが自分たちの街や海を大切に思って環境に気を付けて行動をしてくれればよいので、前向きに参加してくれた生徒たちに感謝したい。
同僚たちも最終的にはすごく協力してくれたし、感謝感謝。