下水処理場訪問
任地アロースターにある下水処理場を訪問してみた。
この会社でいつも一緒にサッカーをしている友達が働いているっていうので、お願いして訪問させてもらった。
つい最近まで知らなかったのだけれど、いつもプレーしているチームは元々この会社のチームだったらしい。
年々人が減っていって、外部の人を呼んでたら今みたいな混合チームになったらしい。
次の日に訪問予定が都合が悪くなったみたいで急遽変更して今日訪問することに。
元々1人で訪問する予定だったけれど、せっかくだからインターンの大学生をさそってみた。その後同じチームの同僚も行きたいってことで3人で一緒に訪問。
まず概要を聞いた。マレー語が7~8割くらいは聞き取れたのだけれど、断片的になったりしてフルに理解はできていないのだけれど、もらったパンフレットに沿って説明をしてくれていたので、説明から離脱することなく聞けた。
驚いたのはJICAがこの下水処理に関わっているということ。なので、彼らにレターを送った時に彼らはJICAという文字を見て驚いたらしい。色々と準備しなければいけないと焦ったと。
実際には自分1人なので、そんな必要は全くないのだけれど。。
ここマレーシアでも下水処理システムがあり、ただ日本のそれと少し異なっている部分もある。
下水は一度タンクに貯められていて(マンホールのところにそれがある)、定期的にローリーがやって来て吸い上げて、下水処理場に運ぶと。場所によってはパンピングステーションがあって、それを使ってダイレクトに下水処理場に運ばれてくるものもあるそう。ただ田舎の方にはないし、Tamanと呼ばれる地域だけである。
その後、下水処理をどのようにするかっていう実際の機械などを見せてもらい、色々質問をしたりして終了。
ここでは、料理で使った油をそのまま流したり、排水溝に流したりするので処理が大変らしい。
それにトイレや排水溝にモノも一緒に捨てるので詰まったりして困っていると。
油に関して言えば、業者を呼んで買い取ってもらう、もしくは買取業者もいて買い取ってもらうのどちらかをしなければならないが、どちらにせよ面倒な為、その辺に捨ててしまう。
対応として、他の行政機関に報告をし、その機関が警告をしに行くらしいのだけれど、厳密にいうとどこからきた油かは断定ができない為警告をするのも難しいらしい。
人々を地道に教育していくことを、環境教育と同じようにやっているみたい。
この写真は川に戻される前の水。色はほぼ透明。
ちょうど、1月にランカウィでイベントを行うので、その際に海洋汚染の話をしようと思っていた。話のネタに入れ込もうかと思う。