小学校での講義
日時:10月4日(水)10:30~12:30
場所:Sekolah Kebangsaan Kubur Panjang(小学校)
対象:全校生徒約500人
まず講義に関して振り返る前に、今日は学校でイベントが行われていてイスラム教の新年を祝うイベントだった。
この新年にはbubur asyuraと言われるものを食べる。豆のお粥みたいなやつなんだけど、学校に到着するとまさにそれを作っているタイミングで少し手伝わせてもらった。
でっかい、鍋で煮て作る。とにかくずっと混ぜ続ける。それだけ。
この暑いマレーシアでもお粥は結構食べられていて、マクドナルドにもお粥が売られたりする。なんかマレーシアの人お粥好きみたい。
学校プログラムの1つに組み込まれていたので、通常の講義よりもしっかりと紹介をされて、カウンターパートもスピーチしたりして、その後同僚と共に講義。
相変わらず全校生徒となると人数が多い。
今日の構成はこんな感じ。
A.同僚が講義
マレーシアの現状・ゴミの種類・3R・Reuse, Recycleの実例
B.自分が講義
- アイスブレイク
- 自己紹介
- 日本紹介(世界遺産、四季 動画使いながら)
- 日本の歴史紹介
- 公害問題紹介
- 日本での環境教育紹介
- クイズ
- まとめ
アイスブレイクはおやまゆうえんちっていうやつでマレーシアでは初めてやるやつ。これなかなか子供たち出来ないからおもしろい。そもそも鼻をつまむのが出来ないって子もいて笑った。(参考動画:おやまゆうえんち - YouTube)
自己紹介は簡単にしつつ日本紹介をマレーシアと比較しながら日本の観光地(世界遺産)を中心にしながら紹介。使った動画はこれ(JAPAN - Beautiful Four Seasons - 【美しい日本の四季】 - YouTube)
それから、日本の戦後から復興の様子を写真で見せながら、この発展の裏には環境汚染があります(と言いたかったのだけれど、ちゃんと伝わっていなかったぽい)と言いながら環境汚染の写真を見せる。
公害問題は映像で。(日本の公害 - YouTube)
その後日本の対策について問いかけ考えてもらいながら方法を上げていく。(3R・分別)基本的には法の整備とかっていう話ではなくて、市民がやったことについて紹介。
小学校での教育について説明。自分たちで掃除するとか。
ここでもビデオを使用。
Japanese Students Clean Classrooms To Learn Life Skills - YouTube
このビデオ良いので、日本の学校の取り組み紹介する時とかオススメ。
で、最後にクイズをしてから、家に帰って親に伝える寸劇を生徒としてまとめて終わり。
時間も丁度1時間くらい。
C.分別クイズ
実際にゴミを分別してもらい、正解だったら景品をあげる
今日は言葉に詰まることもなく進めることができたし、前も後ろも意識しながら講義は進めることができた。
けれど、やっぱり途中うるさくなってしまうタイミングはあったし、60分通して常に惹きつけられていたかというとそうとは言い切れない。
何が足りないのか。
基本的にはお題はいつも同じで、何を話して欲しい?と聞くと日本について。と言われる。なので、自分の出番ではいつも日本の話をする。
ここ最近、どうやったら全校生徒(大人数)を相手でも退屈じゃなくて、多くの生徒の興味を惹き続けることができるか?を考えていた。
そこで子供が飽きずにやることってなんだろう?と考えた時に講義を1時間のアニメ・漫画とか絵本みたいに出来たら飽きないのかなと思った。
アニメの基本的な要素を考えてみると(参考アンパンマン)
- (起)平和な街の描写
- (承)バイキンマンが現れて問題を起こす
- (転)アンパンマンが苦労しながらも協力を得ながら勝つ
- (結)街に平和が戻る
つまり現状に何か問題が発生してそれに対処する解決策を見つけて解決して元どおりになっていくという超簡単な流れ。飽きさせないようにするために、この流れを何回も入れることでアニメを何回も見ている感覚になってくれれば、飽きずに聞いてくれる、はず。
また子供向けのストーリーではハッピーエンドが多い。これは子供に安堵感を与える為らしい。なので環境教育においては、今問題解決に向けての活動をすると未来がこうなるというハッピーエンドな結末を作ってあげればOKかと。
スライドを作る時にいつも流れを考えるけど、いざ文字にちゃんと起こして整理するとシンプルでまとまりやすい。
よし、じゃあ早速スライドに起こしていこう。と考えていくわけだが、結構難しい。
- 自己・日本紹介
- 環境教育への導入-日本の環境歴史
- 問題提起
- 解決方法の提示
- 未来想像
- 振り返り
と一応、流れを作ってみて、上の1〜4がどれにハマるか考えてみる。
1〜2が(起)3が(承)4が(転)5〜6(結)にハマるだろうと。いい感じなのか合っているかもわからない。なので作って実際に使って子供たちの反応を観察して改善を加えていこうと思う。あと同僚にも毎回感想を聞いているので彼らにも聞いてみよう。
子供ってアニメ見てる時にどれかのキャラクターに感情移入をしていると思うのだけれど、講義の場合はどの場面にも自分が重ねられるものが無かったから自分ごと化して、飽きずに見るということが難しかったのかもしれない。
日本のことはネタとして使いながらどうにかして、感情移入させる何かを考えないと。。。まだまだトライアンドエラーが必要なのだけれど、とにかく色々考えて試してみよう。